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木下今朝義さんの作品「遠足」(1996年)

 広大な敷地の一角に、こんもりとした丘がある。

 東京都東村山市の国立ハンセン病療養所「多磨全生(ぜんしょう)園」。国の隔離政策によって強制的に収容された患者たちは手足に血をにじませて雑木林を開墾し、農地に変えた。掘り起こした木の根を集め、その上に、逃亡防止のために作られた堀の残土を積み上げた。

 上れば、街道を行き交う人々、遠くには富士山や秩父の山々が見える。患者は故郷の家族を思って涙を流したという。この丘は「望郷台」と呼ばれた。

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