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大阪での主要20カ国・地域(G20)首脳会議が無事終了し、注目の米中トップ会談も再び貿易協議を続けることで合意した。トランプ米大統領が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と米企業との取引禁止措置を緩和する意向を示したため、米国側の譲歩とも取れる結果となった。しかし、両国の対立解消のためにどのような打開策で合意できるのか詳細は今後決められるため、まだ先が読めない状況だ。この米中間の対立で大きな影響を受けている人たちがいる。米国のIT企業で働く中国人だ。
先日シリコンバレーに住む中国人の友人から聞いた話だ。彼女は中国の大学を出て米国の大学院に留学し、コンピューターサイエンスで博士号を取り、データサイエンティストとして活躍している。彼女のような米国に住むエリート層の中国人は、米中の貿易摩擦により非常に肩身の狭い思いをしているという。
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