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黒坂愛衣さん=ハンセン病元患者家族の差別被害に光を当てた

ハンセン病家族訴訟を傍聴した黒坂愛衣さん=田鍋公也撮影

 「勇気を振り絞った家族の声が裁判所に届いてうれしい」

 国の隔離政策で元ハンセン病患者の家族も差別を受けたと認め、国に賠償を命じた6月28日の熊本地裁判決。地裁前で、支援してきた家族らと共に「画期的な判決」(弁護団)を喜んだ。

 埼玉大院生だった2004年から全国13の国立ハンセン病療養所を巡り、差別や偏見にさらされてきた元患者や家族の苦難の人生を聞き取った。15年に著書「ハンセン病家族たちの物語」(世織書房)を出版。家族らの勇気を引き出し、翌年の集団提訴につなげた。

 初めて聞き取りをした療養所「菊池恵楓(けいふう)園」(熊本県合志(こうし)市)での経験は忘れられない。家族の誰もが元患者の親きょうだいであることを隠し「露見すれば就職も結婚もできない」とおびえた過去を抱えていた。せきを切ったように思いを吐き出す家族を前に「無知は差別に加担しているのと同じだ」と恥じた。

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