官邸、参院選の「勝敗ライン」引き下げに躍起 自民党と食い違いも

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2007年以降の参院選での自公の獲得議席数
2007年以降の参院選での自公の獲得議席数

 4日公示された参院選(21日投開票)で、首相官邸は参院選の「勝敗ライン」引き下げに躍起だ。獲得目標議席について、自民党は「与党で改選過半数の63」とするが、首相や菅義偉官房長官は、非改選(70議席)を含めた全体(245議席)の過半数の「53」を掲げ、食い違う。

 首相が勝敗ラインに初めて言及したのは6月22日。ネット番組で「与党で過半数」と表明した。「定義」には触れなかった。一方、二階俊博・党幹事長は2日後の24日に毎日新聞などのインタビューで「63議席」と明言。「もっと勝てると思っている」とも語った。

 官邸はすかさず軌道修正を図る。菅氏は26日のBS11の番組で「政権が安定して運営できるのは過半数だ。目標は全体の過半数ということだ」と押し返した。今月2日、萩生田光一・党幹事長代行は「やや党内で不一致がある」と認めた上で「必ずしも総裁(首相)と擦り合わせはしていないが、改選過半数を目指す」と述べた。萩生田氏は首相側近。それでも首相は翌3日の党首討論で「非改選も含めた過半数」と修正した。

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