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記者の目

対露外交の「失敗」 もはや「島の数」ではない=大前仁(モスクワ支局)

首脳会談に臨むロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相=大阪市中央区で6月29日、代表撮影

 6月29日に開かれた日露首脳会談は、焦点となった平和条約問題で進展が見られなかった。安倍政権は当初、プーチン露大統領が来日する機会を捉え、北方領土の歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島の2島返還について「大筋合意」を狙っていた。だが展望を開けなかった結果を踏まえると、一連の対露外交は失敗に終わったといえる。

 失敗の原因の一つは、安倍政権が昨秋の段階でロシアの意図を読み誤ったことにある。7月の参院選をにらん…

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