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社会人野球の現在地

90回の節目を迎えた都市対抗野球大会。会社の業績や経済情勢の影響を受けながら、時代とともに変化する社会人チームを追いました。

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社会人野球の現在地

都市対抗野球90回 第4部・新たなる挑戦/3 宮崎梅田学園(宮崎市)

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午後からの業務の前に、練習で汗を流す宮崎梅田学園の選手たち=宮崎市で2019年6月6日、黒澤敬太郎撮影
午後からの業務の前に、練習で汗を流す宮崎梅田学園の選手たち=宮崎市で2019年6月6日、黒澤敬太郎撮影

 <社会人野球の現在地(いま)>

打撃に専念 飛躍期す

 「運転マナーを守ろう」。宮崎梅田学園が試合や練習時にスタンドに掲げる横断幕には、そう記されている。選手は自動車教習所の教官という異色チームが、宮崎県勢として初めて都市対抗の舞台に立つ。

 宮崎市内を中心に自動車教習所やホテルを運営する宮崎梅田学園が2006年にクラブチームとして創部し、09年に企業登録になった。練習は主に午前中で、夕方から教習の業務に就く。だが学生が春休み中の2~3月は一年で最も忙しく、野球部員も朝から働き、勤務後に自主トレーニングに励むのが精いっぱいだった。キャンプで宮崎を訪れた他チームのバスと路上教習中にすれ違うたびに、練習したくてもできない悔しさを感じてきた。

 専用のグラウンドもなく、そうしたハンディを乗り越えて着実に力を付け、16年に信楽晃史投手(元ロッテ)がチームから初めてプロ入りした。社内の理解も深まり、現在は繁忙期でも毎日5人程度は日中に練習できるようになった。

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