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窓をあけて

「理系白書」の報道などで第1回科学ジャーナリスト大賞を受賞した、元村有希子編集委員のコラム。

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わたしの北極星=編集委員・元村有希子

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 鮫島弘子さんはアフリカと日本を行き来する「空飛ぶデザイナー」だ。エチオピアの首都アディスアベバに工房を構える。現地でなめして染めた羊の革を使い、15人の職人が手作りしたかばんを日本に輸出している。

 エチオピアにこだわる理由は、標高の高いこの地で生み出される羊の革がきわめて上質であること。そして、質の高いもの作りを、途上国で根付かせたいからだ。

 原点は化粧品会社で働いた20代。めまぐるしく移ろう流行を追いかけながら「私はキラキラしたごみを作っているのではないか」と気づいた。大量生産・大量消費を前提としたもの作りは人を幸せにするのか。答えを探しながら2012年、エチオピアで「アンドゥアメット」を起業した。

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