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ストーリー

救済求め闘う孤児たち(その1) 戦争は終わっていない

空襲被害者援護法の成立を訴える河合節子さん=東京都文京区で2019年6月13日、内藤絵美撮影

 梅雨の晴れ間、東京・永田町の国会前。「戦争の後始末は済んでいない!」と書かれた横断幕を持ち、河合節子さん(80)=千葉市=が訴えた。「空襲被害者が放置されたままです。救済法を求めています」

 1945年の東京大空襲で肉親を奪われた河合さんは、今年4月上旬から6月下旬まで計10回、仲間とともに訴えた。行き交う人たちに全国の空襲被害が書かれたリーフレットを渡そうと手を伸ばすが、足を止める人はまばらだ。

 第二次世界大戦で死亡した日本人は、民間人と軍人を合わせておよそ310万人。日本政府は戦後、元軍人・軍属に対して累計60兆円を援護する一方で、「国と雇用関係がなかった」として民間人への援護を拒否してきた。河合さんらは2007年、国に謝罪と補償を求め提訴したが、東京地裁、高裁とも敗訴。最高裁も13年、上告を棄却し敗訴が確定した。

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