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本村凌二・評 『イタリア・ルネサンスの文化 上・下』=ヤーコプ・ブルクハルト著、新井靖一・訳

 (ちくま学芸文庫・各1620円)

 もう四〇年以上も前のこと、ある西洋史研究会後の酒宴の席だった。古老の大家が「近ごろの若い研究者の論文は緻密にはなっているが、ちっとも面白くない。やはりブルクハルトの本のような雄大で緊張感のあるものを読みたいね」と語っておられた。評者も古老の域に近づきつつある昨今、まったく同感である。

 「ルネサンス」といえば、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロなどの絵画や彫像が思い浮かぶ。その陰翳(いんえい)にとむ華麗さに目をうばわれ、この時代が造形美術とともに始まったかの印象をもつ人々が少なくない。

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