イラン

米制裁、市民直撃 食料価格2倍 「トランプ氏の落選 待つしかない」

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テヘラン北部のタジュリーシュ・バザール。食料品調達に来る市民でにぎわう=イランの首都テヘランで6日
テヘラン北部のタジュリーシュ・バザール。食料品調達に来る市民でにぎわう=イランの首都テヘランで6日

 トランプ米政権との対立が続くイランでは、米国による経済制裁が庶民生活を直撃している。首都テヘランは一見モノがあふれているが、食料品は軒並み1~2年前に比べ2倍近く、高騰に歯止めがかからない。2015年の核合意で定められたウラン濃縮度の上限突破など「核」を巡る緊張が続く中、テヘランのバザール(市場)では「制裁がこのまま続けば、これから本格的にモノが減るのでは」「トランプ氏の来年大統領選の落選を待つしかない」などと不安の声が聞かれた。【テヘラン篠田航一】

 テヘラン北部のタジュリーシュ・バザール。香辛料やじゅうたん、食料品を売る店が狭い路地いっぱいに並ぶ。魔よけのペンダントや土産物などの雑貨品を売るレザさん(32)は、「肉や野菜の値上がりは異常だ。顧客も今は『魔よけのお守り』など二の次。生活必需品以外は売れない」と嘆く。ロウハニ政権は18年に「1ドル=4万2000リヤル」の公式レート以外の取引を違法としたが、通貨価値の下落は止まらず、現在の実勢レー…

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