「留学の夢かなえて」難病障害者が支援 自らの経験生かし

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母校の留学生支援担当者と打ち合わせをする大西修平さん(左)=東京都江戸川区で2019年6月12日午前10時12分、斎藤文太郎撮影
母校の留学生支援担当者と打ち合わせをする大西修平さん(左)=東京都江戸川区で2019年6月12日午前10時12分、斎藤文太郎撮影

 障害者の海外留学を支援しようと、ウェブデザイナーで、全身の筋力が徐々に落ちていく難病「筋ジストロフィー(筋ジス)」の大西修平さん(33)=東京都江戸川区=が、インターネット上で相談に応じている。自身が米ハワイの大学に留学した経験があり、障害者を対象として母校への入学手続きも代行する。大西さんは「誰でも留学の夢をかなえられると知ってほしい」と話している。

 大西さんは小学1年の時、筋ジスと診断された。東京都内の公立中学に在学中、「体がいずれ動かなくなっても、外国語を話せればできることの幅が広がる」と考え、英語習得に努めた。高校卒業後の2004年、有償のヘルパーとともにハワイへ渡航した。現地の語学学校に通った後、05年から州立大のコミュニティー・カレッジ(2年制)で学び、教養学の学位を取得して07年に帰国した。

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