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岩手県立博物館(盛岡市)の赤沼英男上席専門学芸員が金属製の文化財を無断で切り取っていた問題で、県教育委員会は8日に記者会見し、同館が預かった金属製の文化財が記録の残る2004~18年度の間に計5932点に上ることを明らかにし、すべての文化財について無断切り取りの有無を調査する方針を示した。重要文化財は10遺跡で計76点に及び、優先的に調べるという。
無断切り取りの問題は6月、毎日新聞の報道で発覚した。同館は各地の自治体などから、金属製の文化財を長く保存するための特殊な処理を依頼されていたが、やむを得ない場合に限り所有者の了承を得て一部を切り取る「サンプリング」を無断で繰り返していた。
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