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余録

ケネディ前駐日米国大使の祖父で…

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 ケネディ前駐日米国大使の祖父で、ケネディ元大統領の父であるジョゼフ・ケネディは駐英大使だった。だがその歴史的評価が良くないのは、第二次大戦勃発当時、英国の敗北は必至と本国に報告したからだ▲大富豪だった彼は、ヒトラーの政策に理解を示す一方、英国を軽視して米独提携を進言した。この判断は米国の対欧州戦略に迷いを与えたが、当時の大統領ルーズベルトによって退けられた(矢田部厚彦(やたべ・あつひこ)著「職業としての外交官」)▲最近の米外交官が任地の情勢をどう報告しているかは、9年前にウィキリークスに暴露された米外交公電が参考になる。欧州などの同盟国首脳を「創造性が乏しい」「権威主義」「約束を守らぬ」などと評していたのが思い出される▲さて「無能」「不安定」「不適格」とは誰のことだろう。こちらは攻守ところを変え、現在の駐米英国大使による米大統領、すなわちトランプ氏への評価だという。英米のメディアが大使の極秘公電でなされた酷評を暴露したのである▲大使のダロック氏はメディアの報じるトランプ政権内の争いや混乱は大半が事実で、米政権が今後正常に機能し、外交も正常化するとは考えにくいという。これを聞いたトランプ氏は「大使は英国の役に立っていない」と言い返した▲英外務省は「正直に報告するのが大使の仕事、必ずしも政府の意見と一致しない」と弁明する。“国家機密”漏えいについても調査が始まるが、これも米国でなく英国側の話なので、くれぐれも誤解なきよう。

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