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司法書士

民法丸暗記、脱暴力団員 8年越し合格

司法書士になる夢をかなえた甲村柳市さん。自身が開いた法務事務所で顧客の依頼を受けている=岡山市南区で、黒詰拓也撮影

 暴力団に10年以上所属した男性が昨秋、合格率約3%の司法書士試験に合格し、岡山市で開業した。組から足を洗った後に入った刑務所で民法の丸暗記を始め、8年越しで難関を突破して夢をつかんだ。全国暴力追放運動推進センター(東京都)によると、飲食店や建設業を始めた元組員はいるが、司法書士試験にパスした例は把握していないという。【黒詰拓也】

 男性は甲村柳市(こうむらりゅういち)さん(47)。「子どもの時からやんちゃで、暴力団に興味があった」という。20代前半、スナックで知り合った元組員とみられる男性に誘われ、兵庫県姫路市に拠点があった指定暴力団・山口組系の3次団体の組員に。岡山市で人材派遣会社を経営する傍ら、組員が事務所に集まる定例会に毎月欠かさず出席し、月1回の電話番もした。組長の車列に加わり、ボディーガードも務めた。

 資金獲得活動(シノギ)には関わらなかったが、知人女性とトラブルになった男性を脅す恐喝未遂事件などを起こし、長崎県の刑務所で服役した。2005年に組長が暴力団から身を引いたのを機に、自らも離脱した。しかし10年ほど前、「カラオケがうるさい」との通報を受けてスナックに駆け付けた警察官にグラスを投げつけ、公務執行妨害罪で懲役1年の実刑判決を受けて再び収監された。

 転機となったのは広島刑務所にいた10年冬。毎日、洋裁などの刑務作業を…

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