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はやぶさ2 着陸に成功 小惑星の地下物質、採取できていれば世界初の快挙

「はやぶさ2」が上昇に転じたことを確認した運用チーム(c)ISAS/JAXA

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午前、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの2回目の着陸に成功したと発表した。リュウグウに向かって降下していたはやぶさ2が上昇に転じたことを確認した。今年4月に作った人工クレーターから噴出した小惑星の地下にあった物質を採取できていれば世界初の快挙となる。はやぶさ2が昨年6月27日にリュウグウへ到着してから約1年、さまざまな挑戦をしてきたが、最後の大きな山場を乗り越えた模様だ。

 はやぶさ2は10日午前、高度20キロから降下を開始。プロジェクトチームは11日午前、着陸実施の最終判断をした。はやぶさ2は、高度30メートルに達すると完全な自律運用となり、事前に投下してあった目印のターゲットマーカーを自らカメラで探し出し、事前の計画に沿ってターゲットマーカーの南西2・6メートルの地点を目指して降下したとみられる。

「はやぶさ2」人工クレーター付近への着陸・岩石採取の流れ

 相模原市中央区のJAXA宇宙科学研究所にある管制室では、はやぶさ2から届く電波の変化を見守り、リュウグウに対して降下を続けていたはやぶさ2が上昇したことを確認すると、拍手と笑顔が広がった。計画では、探査機の下部に付いている物質を採取する筒状の装置がリュウグウの表面に接したことが確認されると、すぐに上昇することになっていた。

 はやぶさ2は今年2月、初めて着陸に成功した際、リュウグウから舞い上がった砂でカメラや高度計が曇り、感度が落ちた。このため、完全な自律運用に切り替える高度を、1回目の着陸時の45メートルから30メートルに下げ、より確実にターゲットマーカーを見つけたり、高度を計測したりできるように変えた。一方、「リュウグウの目前で目隠しを外す」(津田雄一・プロジェクトマネジャー)ような状況になるため、自律運用に切り替わったときのはやぶさ2の視野が狭くなり、ターゲットマーカーを見つけられないリスクが高まるなど、着陸の成功確率が低くなる可能性が指摘されていた。【永山悦子】

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