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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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「100点満点の1000点」 はやぶさ2成功で関係者喜びの会見

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探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの2回目の着陸を成功させ、記者会見で「(この日の成功は)100点満点の1000点」と笑顔を見せる津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャー=相模原市中央区で2019年7月11日、永山悦子撮影
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの2回目の着陸を成功させ、記者会見で「(この日の成功は)100点満点の1000点」と笑顔を見せる津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャー=相模原市中央区で2019年7月11日、永山悦子撮影

 採点すると100点満点の1000点――。探査機「はやぶさ2」が11日、小惑星リュウグウへの2回目の着陸を成功させた。太陽系が生まれた46億年前の姿を残すとされる小惑星の、さらに太陽などの影響を受けていない地下の物質の採取に成功したとみられる。津田雄一・プロジェクトマネジャーは11日午後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(相模原市)で開かれた記者会見で、「太陽系の歴史のかけらを手に入れることができた。(運用は)言うことなし。パーフェクトだった」と振り返り、想定を超える「1000点」という点数で表現してみせた。

 津田さんは成功の背景について、「チームワーク以外のなにものでもない。メンバー一人一人が大切な役割を全うした。度を超えたともいえる自己批判能力を発揮し、意地悪な想定を積み重ね、実現を引き寄せた。その結果、本番では本当に何もなく、心配がうそのようにうまくいった」と分析した。

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【はやぶさ2】

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