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はやぶさ2が採取「黒い地下物質」の秘める可能性 「太陽系の化石」アミノ酸含む期待

 世界で初めて、小惑星の地下物質の採取に成功したとみられる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」。2度目の着陸で手に入れた地下の物質から期待される成果とは。【池田知広、岩間理紀】

 小惑星は「太陽系の化石」とも言われる。地球のような惑星は誕生時に高温のマグマに覆われて性質が変わっているが、小惑星ではそうした現象が起きていないため、太陽が誕生した約46億年前に近い状態を保持しているとみられるからだ。しかし、太陽からの高エネルギー粒子(太陽風)などで小惑星の表面は日焼けし、風化している。そこで、風化していない地下の岩石を露出させて採取・分析できれば、原始太陽系に存在した物質の謎や、地球上の生命の材料となっている物質の成り立ちに迫れると考えられている。

 中でもリュウグウは黒い天体で炭素に富んでいるとみられ、炭素を主成分とするアミノ酸などの有機化合物の採取が期待できる。地球上の生命が用いるアミノ酸の一部は、太古の地球に衝突した小惑星などによってもたらされたという説もある。試料分析を担当する広島大の藪田ひかる教授は「リュウグウは地球上で見つかったどの隕石(いんせき)よりも黒く、クレーターの内部はさらに黒く見える。有機化合物を豊富に含んでいる可能性が…

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