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ヒロシマを生きて

被爆記者の回想/49 記者仲間/3 原爆小頭症に「手当」 プライバシー尊重先駆け /広島

 1965(昭和40)年に胎内被爆による「原爆小頭症」患者とその家族による「きのこ会」が発足した時、中国放送の秋信利彦記者とともに相談役を引き受けた大牟田稔記者は当時、中国新聞東京支社勤務だった。中央官庁で取材する機会が多かったようだ。

 大牟田記者によると、霞が関の官僚は、一見して特ダネと分かる派手な見出し付きの記事には冷淡だが、事実を克明に積み上げた調査報道的な記事は熱心に読むという。秋信記者と協力して書き続けたきのこ会関連の記事は、当時の厚生省から注目された。2年後、大牟田記者が広島の本社に復帰するのと前後して同省は原爆小頭症を「近距離早期胎内被爆症候群」と規定して「手当」を創設、終生国の援護を受ける道が開かれた。

 両記者は、他社の記者からきのこ会の取材を申し込まれると、手持ちの資料を全て提供する一方、個人に的を…

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