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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/335 第四話 黒武御神火御殿=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

「でも、屋敷のことや金右衛門さんたちのことを忘れてはいなかったんですよね」

 甚三郎はうなずいた。

「それこそ、長いこと悪い夢を見ていたような心地でしたが、何から何まで覚えていました。私がしょっちゅう魘(うな)されるので、おふくろやお吉は怖がっていましたよ」

「あなたが着ていた印半天や、口元に巻いていた手ぬぐいはどうなりましたか」

「焼け焦げてぼろぼろで、煤(すす)で真っ黒になっていたそうで、私が正気づく以前に捨てられておりました…

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