スマホから時短で一票? ネット投票の実験開始へ

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模擬投票試験で電子投票を体験した市民=岐阜県可児市で2002年7月30日
模擬投票試験で電子投票を体験した市民=岐阜県可児市で2002年7月30日

 今、この記事をご覧になっているスマートフォンやパソコンで参院選の投票ができたら……。そう思われる方も多いのではないでしょうか。残念ながら今の日本ではインターネットで投票はできません。でも、もしかしたら近い将来、ようやく変化が訪れるかもしれません。【秋山信一】

17年前に初の電子投票

 日本の選挙のルールは公職選挙法という法律で決められています。46条は参議院や衆議院の選挙について「投票所で投票用紙に(候補者名や政党名などを)自書して、投票箱に入れなければならない」としています。ネット投票は認められておらず、基本的なルールさえ定まっていないのです。

 実は日本でも2000年代前半、ネット投票に似た電子投票の導入が活発に議論されました。当時想定されたのは、スマホやパソコンによる投票ではなく、投票所に設置したタッチパネル式やボタン式の機械を操作する方式でした。02年には自治体の選挙で特例的に電子投票を認める法律が施行され、岡山県新見市の市長・市議選で初の電子投票が行われました。

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