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関経連「WMG出場選手にスポーツ休暇を」 企業に要請を検討

ワールドマスターズゲームズ2021関西の開催1000日前を記念し、空港ロビーに設置されたカウントダウンの残日計の前で語り合う松本正義関経連会長(右)、井戸敏三兵庫県知事(左)、タレントの武井壮さん=関西国際空港で2018年8月18日、幾島健太郎撮影

 2021年5月に関西を中心に開催される生涯スポーツの国際大会、ワールドマスターズゲームズ(WMG)について、関西経済連合会が、出場選手の在籍企業にスポーツ休暇を認めるよう要請することを検討している。大会には国内外から5万人の出場を見込んでおり、働く人が休みを取りやすくすることで、一人でも多い参加を促す。

WMG2021関西の公式種目と開催地

 経済団体がスポーツ大会参加者の休暇を企業に働きかけるのは珍しいという。休みやすくなれば、休暇取得率が低調な国内の企業風土にも一石を投じることになりそうだ。

 WMGは1985年にカナダで第1回大会を開いて以降、豪州や米国、イタリアなどを会場としてきた。21年は節目の10回大会で、アジアでは初の開催。関西2府4県に福井、鳥取、岡山、徳島の4県を加えた計2府8県を会場に、5月14~30日の17日間の日程で開かれ、おおむね30歳以上なら参加できる。

ニュージーランドで開かれたワールドマスターズゲームズのドラゴンボ-ト=2017年(ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会提供)

 関経連の松本正義会長(住友電気工業会長)と、関西広域連合の井戸敏三連合長(兵庫県知事)の2人を会長とする組織委員会が準備を進めている。陸上競技▽自転車▽カヌー▽ゲートボール▽ソフトテニス――など公式35競技59種目を予定し、出場者の募集要項などは今年11月に公表される見通し。松本会長は「好機を生かして関西をスポーツで元気にしたい」と意気込む。

 過去の大会では、国内外から訪れる出場者は競技に励みながら、観光などを楽しむ傾向があり、開催地の活性化も期待できる。組織委は、開催による経済波及効果を全国で1461億円と算出する。

 要請する休暇の形態は今後詰めるが、有給休暇の消化に期待を寄せる声もある。旅行予約サイト運営会社、エクスペディアの調査によると、欧米やアジアなど19の国・地域の中で日本は有給休暇の取得率が最も低い。近畿大経営学部の高橋一夫教授(観光マーケティング)は、休みづらい企業環境があるとし「WMGを機に、認められた休暇を取得できる風土が定着すれば意義深い。リフレッシュして次の仕事に臨めれば、生産性も高まるはずだ」と話している。【釣田祐喜】

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