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受領額は約2000万円、大阪府警の警視正が依願退職 昇任試験問題集執筆

大阪府警本部=藤田剛撮影

 昇任試験問題集の出版社から執筆料を受けたとして、減給処分を受けたのは大阪府警刑事部参事官の野田哲治警視正(58)で、12日付で依願退職した。府警によると、今回の処分対象は警視正時代の執筆で、それ以前も含めると受領額は約2000万円に上るという。

 野田参事官は今年1月に問題が発覚した当初、府警の調べに「妻がやった」などと自らの関与を否定していた。しかし、出版社側に口裏合わせを持ちかけたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のやりとりを突き付けられ、一転して認めたという。5月末に辞表を提出し、仕事を休んでいた。

 捜査関係者によると、野田参事官は人事異動で警察庁に勤務していた1994年ごろ、出版社の関係者と知り合った。府警に戻った後の2009年ごろ、同社から試験問題の執筆を依頼され、翌年から18年までに執筆料計約2000万円を受け取った。100回ほど受領しており、「後輩の昇任に役立つと思った」と話した。「兼業に当たると分かっていたが、許可が得られないと思った」とも釈明している。警視正に昇任した15年以降は約880万円を受け取っていた。

 野田参事官は1983年4月の採用。主に刑事畑を歩み、2015年6月、警視正に昇任した。府警曽根崎署長などを歴任し、18年3月から刑事部ナンバー2の参事官だった。

 府警では、野田参事官の他に警視や警部補など計12人が同社から執筆料を受け取っていたが、「継続性がない」などの理由で懲戒処分は見送った。

 一方、兵庫県警は12日、警視1人を内規に基づき本部長注意、警視3人を所属長注意にしたと発表した。いずれも50代。本部長注意の警視は約5年半、他の3人は約2年3カ月~6年半にわたって執筆し、約71万~216万円の報酬を得た。

 京都府警は府警本部会計課の警部と、近畿管区警察局に出向中の警視(いずれも40代)を所属長注意とした。報酬として受け取った金額は明らかにしていないが、関係者によると数十万円という。【三上健太郎、藤顕一郎、福富智】

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