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代打原口 九回ドラマ「最高の舞台、思い切り」不屈の男、新たな伝説

【全パ-全セ】九回裏全セ2死一塁、2点本塁打を放ち観客に手を振る原口文仁=東京ドームで2019年7月12日、滝川大貴撮影

 ○全パ6―3全セ●(12日・東京ドーム)

 ダイヤモンドを1周すると、全セの原口(阪神)はヘルメットを脱いで割れんばかりの歓声に応えた。「ありがとうございます、の気持ちを込めた」。令和最初のオールスター戦。病を乗り越えた男のフルスイングが、新たな伝説を生んだ。

【全パ-全セ】九回裏全セ2死一塁、2点本塁打を放ち三塁を回り喜ぶ原口文仁=東京ドームで2019年7月12日、梅村直承撮影

 5点を追う九回2死一塁で代打で登場。名前をコールされただけで大歓声に包まれたが、原口に気負いはなかった。「ファンに最高の舞台を作ってもらった。思い切り楽しんでいこう」

 カウント1―1からの3球目、真ん中付近の速球を完璧にとらえる。鋭い打球はぐんぐん伸びて左中間席へ。幼い頃に父と訪れた球場での価値ある一発に「うれしい気持ちと、昔を思い出してこみ上げた」と感慨に浸った。

 昨年末に大腸がんが判明。手術を経て、6月にようやく1軍に復帰した。主に代打で勝負強い打撃を発揮し、最後の1枠をファン投票で選ぶ「プラスワン投票」で3年ぶりの出場をかなえた。「たくさんのサポートをしてくれた人たちに、恩返しができた」と喜ぶ。

 13日の第2戦は本拠地・甲子園が舞台だ。「元気ではつらつとプレーしている姿をみてもらえたら」。スター競演の夢舞台で、不屈の闘志を持つスラッガーがひときわまばゆく輝いている。【細谷拓海】

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