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五輪とその時代 1956年 メルボルン 初の南半球、冬の熱戦

五輪旗や「Olympic Special」の文字が描かれた日本航空の特別機「蔵王号」でメルボルンのエッセンドン空港に到着したメルボルン五輪日本選手団の第1陣。中央は田畑政治選手団長。同氏は1964年の東京五輪開催に尽力した=オーストラリア・メルボルンのエッセンドン空港で1956年11月6日、石井清特派員撮影

 五輪史上初めての南半球での開催となった第16回メルボルン大会は、1956(昭和31)年11月22日から12月8日まで行われた。馬術競技だけは馬の検疫に半年を要するためスウェーデンのストックホルムで実施した。閉会式から10日後、国連総会は日本の加盟を全会一致で承認し、日本が国際社会への復帰を果たした時期だった。

 日本選手117人は12競技(馬術は除く)に参加し、金4、銀10、銅5の計19個のメダルを獲得、前回ヘルシンキ五輪の9個から倍増させた。特に体操は11個と量産、鉄棒で金メダルを手にした小野喬(たかし)選手は個人総合、団体総合、あん馬で銀、平行棒で銅と大活躍した。レスリングもフリースタイルのフェザー級で笹原正三、ウエルター級で池田三男の両選手が優勝。競泳の200メートル平泳ぎ決勝で古川勝、吉村昌弘両…

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