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スミレの香り

/51 馳星周 画 田中靖夫

 宵闇の空の下に、緑の草をたたえた平地がどこまでも広がっているのだ。

 JRAの育成牧場という広大な敷地を誇る施設の近くに公園を見つけ、そこにキャンピングカーを停(と)めた。カムイと共に車を降りた。

 人の気配はまったく感じられない。代わりに周辺に漂っているのは濃密な野生の匂いだった。

 目を凝らすと、そこここにエゾシカがいた。こちらを警戒しながら膨大な数のエゾシカが夜の闇に紛れて移動しているのだ。

 わたしはカムイを抑えた。野生の本能が鹿を追いかけろとカムイをけしかけている。

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