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今よみがえる森鴎外

/4 「何をどう書いてもよい」 気韻高い文章に惹かれ=作家・瀬戸内寂聴

 自分の文学的才能の有無など考えもせず、ひたすら小説家になりたいという無謀な夢だけに頼って放浪していた頃であった。

 故郷の女学校の友人が嫁いでいるというだけの理由で、東京の三鷹にたどりつき、友人がさがしてくれた下宿に落ち着いた。街道に面したその下宿から数軒先に禅林寺があった。その寺に太宰治の墓があり、その前で新進作家の田中英光が自殺したことで騒ぎがあった。小さな太宰の墓の前には、ファンたちのささげた酒や煙草(たばこ)がいつでも一杯だった。

 その墓の斜め左前に、森鴎外の大きな墓があるのに、太宰ファンの若者たちはほとんど気づかなかった。私は…

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