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おおいた評論

隻脚の外相 /大分

 先日、杵築市を訪れた際、元外相の重光葵(しげみつまもる)(1887~1957年)が幼少期を過ごした屋敷「無迹庵(むせきあん)」に立ち寄った。海辺の城下町から離れた県道沿いのうっそうと木が茂った敷地内。江戸時代の建築だけに老朽化が著しく、訪れる人は他に見当たらなかった。

 重光はポツダム宣言受諾後の45年9月2日、東京湾に停泊した米戦艦ミズーリ号で降伏文書に署名した外相として知られる。誰もが降伏の署名をする役を避ける中であえて引き受け、その心境を「願はくば御国(みくに)の末の栄え行き 吾名(あがな)さげすむ人の多きを」と詠んだ。

 例え自分を軽蔑する人が多くとも、日本の将来のために捨て石となる覚悟を示したとされる。翌日には連合国…

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