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公文書を生かす

情報公開法成立20年/4 三鷹事件 再審の壁 「証拠開示の徹底を」

暴走した電車のわきで、検証作業をする人たち=東京都三鷹町(当時)で1949年7月

 眠っていた記録から新事実が掘り出されることがある。だが、記録にたどりつくためのハードルは高い。刑事事件で検察が収集し、裁判に出ないまま、長い時間が経過したものは、とりわけそうだ。

 戦後占領期の1949年、東京の国鉄三鷹駅構内で無人の電車が暴走し、6人が死亡した三鷹事件は今なお真相が不明なまま、15日で事件発生から70年を迎える。電車を発車させたとして、10人の被告のうちただ一人有罪判決を受けた竹内景助・元死刑囚は再審請求中の67年に45歳で獄死。長男が2011年に第2次再審請求を申し立て、東京高裁が再審を開くかどうかの決定を待っている。

 再審請求以来、弁護団には、長い歳月の壁に加え、検察に残された証拠を手に入れるための高い壁が立ちはだかった。60年以上前の判決の直接証拠は本人の自白だけ。弁護団は、公判で「単独犯行」「共同犯行」「無実」と変遷を繰り返した供述の信用性が低いことを主張するとともに、自白を補強する証拠にも疑問の目を向けた。

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