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俳句月評

家族と日常への詩=岩岡中正

 金子兜太が逝って一年余。昭和・平成の「戦後」の終わりの今、「俳句界」七月号の特集「森澄雄--澄雄が遺したもの」に注目。今年は澄雄生誕百年、来年は没後十年。今あらためて、その位置づけが問われる。

 この特集で堀切実は「森澄雄から受け継ぐべきもの」として、近現代の俳句が失った「虚」、「かるみ」、「風雅」に遊ぶ芭蕉や荘子の世界をあげる。また青木亮人は、「澄雄と兜太」で、二人が「われわれの世代は自分の生き方と俳句が結びついている」という思いで一致していることを紹介する。この二人のうち兜太は、土俗性や一茶を通して骨太な自我(「荒凡夫」)となることで、澄雄は芭蕉の自在に立ち戻って近代人の分別や才気を超え「我を捨てる遊び」へと俳句世界を拡げることで、人間探求派を…

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