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麗しの島から

「あまおう」ならぬ「おまうあ」 香港で売られる偽の「日本産」果物

「千疋」と記した包装がされた中国産のメロン=香港・油麻地で2019年6月7日、福岡静哉撮影

 香港ではブドウ、イチゴ、モモなど日本産の果物が人気だ。デパートでの販売価格は日本国内の数倍になることもあるが、品質や味を重視する富裕層はそれでも購入する。だが一部で日本産と誤解させるまぎらわしい果物や偽物が出回り、問題となっている。一方で近年は、日本国内からの直接仕入れによって低価格で販売する業者が現れ、従来の輸入業者が値崩れを心配するようにもなった。日本政府が力を入れる農産物輸出の課題を香港で探った。

 香港中心部・銅鑼湾地区にある高級デパート。地下の食品売り場にはたくさんの日本産果物が並ぶ。山梨産の大ぶりのモモが2個で159香港ドル(約2200円)、青森産の王林が2個で70香港ドル(約940円)と日本国内よりかなり高い。長野産の巨峰1房を298香港ドル(約4100円)で購入した主婦の盧さん(48)は「日本産の果物は高いけれど格段においしく、買うだけの価値がある」と話す。

 日本からの農林水産品や加工食品の輸出先として、香港は昨年まで14年連続で国・地域別の1位。日本産果物の輸出額も2014年に32億1700万円だったのが昨年は100億8300万円と4年で3.1倍になった。リンゴ、イチゴ、ブドウ、モモ、ナシなどが主力商品だ。

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福岡静哉

台北特派員。1978年和歌山県生まれ。2001年入社。久留米支局、鹿児島支局、政治部などを経て2017年4月、台北に赴任した。香港、マカオのニュースもカバーする。

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