連載

検証

ニュースの背景を解説、深掘りリポート。

連載一覧

検証

台湾総統選 台北市長の出馬が鍵 松田康博・東大教授(中台関係論)の話

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 国民党は従来、エリート層から総統候補が出ており、韓氏のようなポピュリスト(大衆迎合主義者)が立候補するのは初のケースだ。韓氏は爆発力があり、人気が続く可能性もある。蔡英文総統も予備選を戦う過程で有権者への働き掛けを増やし、香港情勢もあって支持率が回復した。結果の予測は極めて難しい。人気のある柯文哲(かぶんてつ)・台北市長が出馬するかどうかが鍵だ。

 中国政府も、めまぐるしく変化する台湾の政治情勢に困惑していると思う。習氏としては蔡氏の再選は好ましくない。ただ2期目の習氏は最低でも3期目を見据えており、「台湾統一」を急ぐ必要はない。蔡氏が再選されたとしても、台湾住民に対し中国国民と同様の待遇を与えることなどこれまで実施してきた中台の経済・社会の「融合発展」を目指す政策を粘り強く続け、長期的な戦略で臨むだろう。

この記事は有料記事です。

残り257文字(全文615文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集