<くらしナビ・環境>
豊かな生態系を育み、多くの水産物をもたらす琵琶湖で、1979年の調査開始以来、初めての異変が起きている。生き物に必要な酸素を豊富に含んだ表層の水が沈み込み、湖底の水と混ざり合う「全層循環」が今年3月までに観測されなかった。昨夏の高温が原因の一つとされ、地球温暖化との関連も指摘される。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)は今年4月、観測を続けている琵琶湖北部の水深約90メートルの「第一湖盆」で異変を察知した。湖底の水の酸素量が、例年の半分程度の1リットル当たり5ミリグラムしかなかった。
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