がん検診誤通知で女性死亡 「要精密検査」を「異常認めず」と 岐阜市

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記者会見の冒頭、謝罪する岐阜市健康部の幹部ら=岐阜市役所で2019年7月16日午後3時、高橋龍介撮影
記者会見の冒頭、謝罪する岐阜市健康部の幹部ら=岐阜市役所で2019年7月16日午後3時、高橋龍介撮影

 岐阜市は16日、市主催の胃がん検診を受診した市内在住の50代の女性に対し、「要精密検査」と通知すべきなのに誤って「異常認めず」と通知したと発表した。この女性は同日、市内の病院で胃がんにより死亡した。

 市によると、女性は今年1月10日、中市民健康センター(同市都通2)に胃がん検診を申し込み、受診。同28日に「異常認めず」の通知を受け取った。

 女性は4月に別の医療機関を受診し、胃がんから転移した肺がんが見つかったという。不審に思った家族が7月10日に中市民健康センターに問い合わせたところ、市は誤りを認め、11日に謝罪した。市によると、がん検診の通知は、民間の医療機関から送られた結果を基に作成するが、2人で読み合わせをする規則があるのに職員1人で実施し誤った。同センターでは、2人での読み合わせを少なくとも2010年からしていなかったとい…

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