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日本文化をハザマで考える

第8回  物を見えなくしてしまう文化や世界の新しい見方

グレアム・グリーン

 最近、慶応大学の佐藤元状教授に、教授の新作「グレアム・グリーン ある映画的人生」のサイン本をいただいた。佐藤教授は、いかにグリーンが映画、特にヒチコックやラング、ルノワールといった監督に情熱を持っていたか、について説得力を持って説いている。実際、1930年代後半に、グリーンは週に何本も新しい映画を見て、その徹底的な批評を書いていた。

 グリーンが映画にみいだしたアイデアは、彼の小説に反映され、それが今度は「第三の男」のような素晴らしい映画へと姿を変えた。グリーンがウエスタン(西部劇)を愛し、「第三の男」はウィーンでのウエスタンのセットで撮られたような感じがするという、鋭い指摘もある。

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ダミアン・フラナガン

ダミアン・フラナガン(Damian Flanagan) 1969年英国生まれ。作家・評論家。ケンブリッジ大在学中の89~90年、東京と京都に留学。93~99年に神戸大で研究活動。日本文学の修士課程、博士課程を経て、2000年に博士号取得。現在、兵庫県西宮市とマンチェスターに住まいを持って著作活動している。著書に「世界文学のスーパースター夏目漱石」。

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