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中東のホルムズ海峡の最近のきな臭さとトランプ米大統領の発言を聞くにつれ、元国際エネルギー機関(IEA)事務局長の田中伸男氏の言う通りになってきていると感じる。田中氏は「ホルムズ海峡の安全が最も必要な国は中国と日本だ。日中が協力してこの地域の平和と安定に貢献することが、そんなに近くない将来、現実になる」と講演のたびに話している。
トランプ氏は6月下旬、中東への原油依存度が高い日本と中国を名指しし、ホルムズ海峡を通過するタンカーを「それぞれ自国で守るべきだ」とツイッターに投稿。「米国は今や最大のエネルギー生産国になった」として、もはやヒト・カネ・モノをつぎ込むほどこの地域は重要ではないとも書き込んでいる。米政府は、ホルムズ海峡などの航行の自由を確保するために、多国籍の有志連合を結成する検討に入ったという。
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