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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/340 第四話 黒武御神火御殿=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 甚三郎は、お秋の印半天のことを気にしているのだった。

「三島屋さんに、押しつけた、まんま……になって、いますよね」

 かすれた声で、つっかえつっかえ問いかけてきた。

「はい、お預かりしています」

 お秋にとっては大切な品物だ。今ではそれの持つ意味が富次郎にもよくわかる。

「お手数、ですが……私に、返して、いただけませんか。お秋には……」

 そこで弱々しく咳(せ)き込み始めた。富次郎はもういたたまれなくなった。

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