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「深海アイドル図鑑」100回記念&最終回、拡大版 赤ちゃんは岸壁にいた

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 「深海アイドル図鑑」で紹介してきた数々の生物。今回で連載を終えるにあたり、その赤ちゃんたちが暮らす身近な場所を紹介する。それは海辺の岸壁で、出合うにはコツもある。彼らは大海原を生き抜く工夫を満載しており、海を守る大切さも教えてくれる。【荒木涼子】

 ●栄養豊富な表層

 漁港は、コンクリートで岸壁が整備されているのが一般的だ。岸壁の隅には、流れてきた海藻や枯れ葉、さらにはお菓子の空き袋やペットボトルなどのごみもたまっている。

 「その辺りを目を凝らして観察すると、実は新しい出合いがあるかもしれません」と話すのは、岸壁付近の生物に詳しい“岸壁幼魚採集家”の鈴木香里武(かりぶ)さん(27)。潜水艇で深海を探索する研究者でも、海に潜るダイバーでも漁師でもないが、多くの深海生物と出合ってきた。出合いの場は岸壁だ。

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