メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • 政治プレミア
  • 経済プレミア
  • 医療プレミア
  • トクトクプレミア

服破れ、髪も焼け、真っ黒「地獄絵図だった」 京アニ放火

[PR]

煙を上げる「京都アニメーション」第1スタジオ。後方は京阪宇治線六地蔵駅=京都市伏見区で2019年7月18日午前11時29分、本社ヘリから山田尚弘撮影

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで18日午前発生した爆発を伴う火災。凶悪な行為が多くの人たちの命を奪い、負傷者や家族の人生も暗転させた。「静かな街なのに、信じられない」「地獄絵図だった」。現場を目撃した地域住民は、恐怖に身を震わせた。【隈元悠太、菅沼舞、菅健吾】

 「ドーン」。午前10時半ごろ、息が止まるほどのごう音が、スタジオのある住宅街の平穏な朝を打ち砕いた。近くに住むパートの女性(38)は、出勤のために自宅を出たところで、火災現場の方から2、3人の人が歩いて来るのを見た。全身をやけどし、服が破れ、髪も焼けていた。「助けを求めて近くの民家の呼び鈴を鳴らしていた」と言い、「あまりの恐怖で、気分が悪くなった」と振り返った。

火災の負傷者を運ぶ救急隊員ら=京都市伏見区で2019年7月18日午後0時46分、川平愛撮影

 また、近くの会社に勤務する女性は「破裂音がして、男女のキャー、ワーという悲鳴が聞こえたのでバルコニーに出たら、建物の窓から火が出て黒煙が立ち込めていた。2階か3階の窓にしがみついている男性もいた」と証言した。負傷者が運ばれた病院によると、2階から飛び降りてけがをした人もいたという。

 阿鼻叫喚(あびきょうかん)となった現場周辺では、住民らが救助や介抱にあたった。

 近くで働いていた男性作業員は、工具を持ってスタジオの裏に駆けつけた。3階の雨どいにつかまっている男性をはしごを使って下ろした後、1階トイレにいた女性3人もバールで網を外して救助した。「血を流している人もいた。玄関部分が一番火災がひどかった」と語った。

救助活動で騒然とする火災現場付近=京都市伏見区で2019年7月18日午後0時31分、川平愛撮影

 近くの女性は、すすにまみれて真っ黒になった女性5、6人を目撃した。氷水に浸したタオルを持っていき、「乗せていい?」と尋ねると、女性たちは無言で弱々しくうなずいたという。

 「焦げ臭く、黒煙で空は真っ暗だった。キャーという女性の悲鳴が聞こえた」。高校1年、山口航汰さん(16)は、近くの公園に逃げてきた負傷者4、5人の手当てをした。頭から血を流して横たわっている年配の男性もいた。氷をあてたり、うちわであおいだりした。「近所の人たちが動いていたので、自分も加わった。早く救急車が来てほしい、と思いながら、介抱していた」と話した。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ASKAさんが「CHAGE and ASKA」脱退を発表「ソロ活動に邁進」

  2. 宇宙空間で初の犯罪容疑?NASA飛行士、口座不正侵入か

  3. ASKAさん 封印していた「チャゲアス、19年前のソウルコンサート」 今DVD化する理由を語る

  4. チャゲアス脱退のASKAさんコメント全文

  5. らっこ・アーティスト Chage でこぼこ道でも未来へ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです