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戦地に散った「サッカー発展」の夢 「ベルリンの奇跡」松永行さん 平和の願い東京五輪に託す

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ベルリン五輪に出場した松永行さん(後列右から5人目)らサッカー日本代表=松永史郎さん提供
ベルリン五輪に出場した松永行さん(後列右から5人目)らサッカー日本代表=松永史郎さん提供

 戦時中、28歳の若さで戦地に散ったサッカー選手がいた。松永行(あきら)さん。1936年ベルリン五輪のサッカーで日本が優勝候補のスウェーデンに逆転勝ちした「ベルリンの奇跡」の立役者で、その7年後に戦死した「戦没オリンピアン」だ。東京五輪まであと1年。親族は、選手たちに平和の大切さをかみしめながら五輪に臨んでほしいと願っている。

 36年8月4日、ドイツの首都ベルリン。初めて五輪に挑んだサッカー日本代表は、1回戦で強豪のスウェーデンと対戦した。大方の予想通り、日本は序盤から苦戦し2点を先行された。だが、後半に盛り返して同点に追いつくと、後半40分、FW松永さんがみせた。100メートル10秒8台の快足を生かしたドリブルで約50メートルを独走。鮮やかにゴールを決めた。これが決勝点となり、日本は3―2の逆転勝利で世界を驚かせた。

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