九州経済
九州FG 「非人道兵器に投融資せず」指針策定 防災・減災分野などは積極支援
2019/7/18 07:00(最終更新 11/20 16:33)
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九州フィナンシャルグループ(FG)は、クラスター弾など非人道的な兵器を開発・製造する企業に投融資しない指針を策定し、公表した。熊本地震の経験や地域に多くの火山がある点を加味し、防災・減災分野など6事業への積極的な支援も打ち出した。国連の持続可能な開発目標(SDGs)やESG投資の機運の高まりを踏まえた。地方銀行がこうした姿勢を投融資の指針で明文化するのは珍しい。
九州FGが策定した指針は、積極的に投融資する事業として防災・減災のほか、気候変動の抑制▽生物多様性の保全▽農林水産業、観光業など地域の基幹産業の振興▽文化財の保全▽持続可能な社会づくり――の5分野を例示。人身売買など人権侵害や強制労働に関与する企業に投融資しない方針も明記した。
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