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硫黄島など戦没者遺骨の特定 遺品なしでDNA鑑定 厚労省方針、来年度にも実施

硫黄島中部、滑走路西側で収容された遺骨。同島では今も約1万体の遺骨が未収容だ=2010年12月、栗原俊雄撮影

 第二次世界大戦の激戦地、硫黄島(東京都小笠原村)や海外での戦没者遺骨の身元特定を進めるため、厚生労働省は、DNA鑑定の対象遺骨を拡大する方針を固めた。18日開かれた同省の専門家会議(座長=増田弘・平和祈念展示資料館名誉館長)で説明した。これを受け同会議が月内に提言をまとめる。来年度にも、鑑定の人員体制を拡充、対象を広げ、遺品がなくても遺族の求めに応じて実施する。【熊谷豪、栗原俊雄】

 硫黄島は、上陸した米軍との間で激戦になり、日本兵だけで2万1900人が亡くなった。収容した遺骨は半数の約1万体にとどまり、DNA鑑定で身元特定できたのはわずか2件。身元の誤りがないよう、国が名前の付いた遺品や埋葬者名簿のある遺骨しかDNA鑑定していないためだ。

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