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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/341 第四話 黒武御神火御殿=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 お駄賃もいただきましたと、上等な干菓子の包みを見せた。

「それはおまえさんがもらっときなさい。ご苦労だったね」

 先(せん)に、印半天をどうするかと、やっぱり新太を使いに遣(や)って尋ねたとき、お秋はなぜか笑って「それならば取りに伺います」と言っていた。今回は「たいそう丁寧」だったか。

「小旦那様」と、新太が言いにくそうにする。

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