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サクラやモモの木を食い荒らす外来昆虫「クビアカツヤカミキリ」の被害急増に歯止めをかけようと、栃木県足利市は早期発見と駆除にあたる市民組織「クビアカみっけ隊」を結成し、隊員を募集している。隊員証や専用バッグを用意するなどして士気を高め、夏場に卵を産む成虫退治を目指す。
クビアカツヤカミキリは中国や朝鮮半島などに主に分布し、成虫は体長2・5~4センチで全体が黒く胸の部分が赤い。樹皮の割れ目などに産卵し、幼虫は内部を食い荒らしながら2~3年で成虫になる。国内では2012年に愛知県で初確認。その後、各地の桜並木や果樹園が被害を受け、18年に特定外来生物に指定された。
県内では16年7月に足利市内で成虫が見つかり、18年までに佐野、栃木を含む3市で確認された。県のまとめによると、被害を受けた木は17年度の220本から18年度が743本と急増している。
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