手作り出品「自分の趣味を誰かのために」フリマアプリでつながるシニア

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着物をリメークした手作り品をメルカリで出品している内藤文子さん。自宅の居間には、製作中のパンツスーツが並んでいた=甲府市川田町で2019年6月1日午後4時11分、宮崎稔樹撮影
着物をリメークした手作り品をメルカリで出品している内藤文子さん。自宅の居間には、製作中のパンツスーツが並んでいた=甲府市川田町で2019年6月1日午後4時11分、宮崎稔樹撮影

 インターネットのフリーマーケット(フリマ)アプリを通して、社会とのつながりを感じるシニア世代が増えている。出品した手作り品に買い手が付き、交流が生まれる中で、「必要とされる喜び」や「新たな生きがい」を感じる人が多いという。フリマ会社側も、利用者層の広がりに期待を寄せている。

 バッグやつぼにイヤリング……。多彩な品物があふれるフリマアプリで、ひときわ目を引くのが手作り品の数々だ。甲府市の元公務員、内藤文子さん(70)は出品者の一人。約1年前にフリマアプリ「メルカリ」に手作り品を出し始めてから、19点を売った。趣味の洋裁の腕を生かして着物からリメークしたふくさや、手提げかばん、パンツスーツが人気だという。

 メルカリを始めたのは、東京で暮らす次女の勧めがきっかけだ。当初は身の回りの物を出品していたが、「自分で作ったものも売ってみたら」と次女に言われて出したふくさにすぐに買い手が付き、「夢中になった」。今年4月には、黒地に赤の模様が入ったパンツスーツを買ってくれた女性から「母の日のプレゼントで良い買い物ができた。これに合わせて靴とバッグも買いたい」とのメールをもらった。弟が昨年亡くなり、落ち込んでいる…

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