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昭和史のかたち

政治家の回想録=保阪正康

時計回りに上から石橋湛山、前尾繁三郎、藤山愛一郎

歴史の審判を受ける義務

 政治家の自伝、あるいは回想録を努めて読んできた。私の読んだ範囲で、昭和期のものからあえてベストスリーを選べと言われたら、次の3冊をあげたい。

 (1)前尾繁三郎「政の心」

 (2)藤山愛一郎「政治わが道」

 (3)石橋湛山「湛山回想」

 この他にも印象に残る自伝、回想録はある。それでも特にこれらをあげるのは、3人とも政治家として自らの信念を通した人物だからだ。前尾(1905~81年)は衆院議長、藤山(1897~1985年)は外相を務めたが、首相にはならなかった。石橋(1884~1973年)にしても昭和31~32(56~57)年にわずか60日余の期間だけ首相となったに過ぎない。

 3人とも派閥を率いたにしても、権力を求めてギラギラしているタイプではなかった。どこか悠然と、そして…

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