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東京・八王子 武蔵陵墓地 密林深く、清浄の場所 /東京

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旅する・みつける 昭和天皇の「武蔵野陵」。東南側に香淳皇后の「武蔵野東陵」がある=東京都八王子市長房町で
旅する・みつける 昭和天皇の「武蔵野陵」。東南側に香淳皇后の「武蔵野東陵」がある=東京都八王子市長房町で

大正期以降の天皇陵

 大正期以降の天皇陵のある東京都八王子市長房町の「武蔵陵墓地」。それ以前の天皇陵はすべて近畿以西にあるのに、なぜこの地に営まれるようになったのだろうか。皇位継承による新時代に改めて注目されている。【野倉恵】

 皇居の西約43キロ。甲州街道のイチョウ並木を抜け、橋を渡ってケヤキ並木の沿道に入る。総門から高さ20メートル以上ある北山杉の参道が続く。玉砂利を踏む音とウグイスのさえずりが静寂の中に響く。

 参道を進むと、西側に大正天皇の多摩陵(みささぎ)と貞明皇后の多摩東陵があり、その北東には昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵が、それぞれ営まれている。陵の墓域は天皇陵が2500平方メートル、皇后陵は1800平方メートル。山の斜面を背にした陵は、いずれも四角形の台(天皇陵は最下部の一辺27メートル、皇后陵は同24・5メートル)の上に、半球形の円丘が載った上円下方墳だ。

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