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余録

採用、賃金、昇進。多くの職場でいまだに男女間の差が残る…

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 採用、賃金、昇進。多くの職場でいまだに男女間の差が残る。あまり語られないが、もう一つ、大事な差異があるのをご存じだろうか。生産性にも響きかねないというから、あなどれない▲室温の影響だ。オランダ・マーストリヒト大の研究者によると、快適と感じる部屋の温度は、男性のセ氏22度に対し、女性は25度と3度も高かった。代謝の差によるものらしい。真夏にウールの膝掛けを足に巻いている女性がいる職場は、恐らく男性が室温の設定権を握っているのだろう▲では、望ましい職場の室温はどのあたりか。男女が快適とする温度の中間で手を打つべきか。5月に科学論文誌「プロス・ワン」が掲載した研究結果が導く答えは、生産性を考えたら女性に合わせるべし、だ▲ドイツの学生543人に16度から33度まで、室温の違う部屋でテストを受けてもらい、点数を比較した。テストは3種類。バラバラの文字を並べ単語にするもの、計算、論理的思考だ。論理的思考では顕著な差はみられなかったが、他の二つで違いが認められた▲特に計算では、室温が1度上昇するごとに女子の点数が1・76%向上した。男子は反対の結果が出たものの、0・63%の低下で統計上、顕著と言えない変化だそうだ。「女子は数学が苦手」とのいわれは、試験会場の冷えのせいか?▲結論を得るにはもっと実験を重ねる必要があるのだそうだ。もうすぐ夏本番。今年はそれぞれの職場で温度を上げて試してみては。高めの室温は、地球も喜ぶ。

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