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ストーリー

タイムラインの伝道師(その2止) 災害に先手

タイムラインについて話し合う住民たちにアドバイスする東京大大学院客員教授の松尾一郎さん(中央右)=長崎県諫早市で2019年6月3日、森園道子撮影

 

 ◆「いつ・誰が・何を」で被害最小限に

死者ゼロ、米に学ぶ

 着替えと資料、パソコンの入ったスーツケースを持ち、松尾一郎さん(63)=千葉市=はジャケット姿で全国を飛び回る。東京大大学院の客員教授と、NPO法人「CeMI 環境・防災研究所」副所長の肩書を持つ。7月のスケジュール帳を見せてもらうと、タイムライン(事前防災行動計画)の会合先として、愛媛・肱(ひじ)川、北海道・常呂(ところ)川などとびっしり。伝道師と呼ばれるゆえんだ。

 長崎県諫早市で6月にあった町内会向けの検討会は、今春から始まり3回目。梅雨や台風シーズンに取り決めを試行して、改善点を議論するための4回目の会合を秋に開く予定だ。地区の会長を務め、諫早豪雨を経験した古賀文朗(ふみあき)さん(79)が、被害を繰り返したくないとの思いから、市に策定の協力を呼びかけた。検討会では「ここできちんとやったら全国でも役に立つ。(この検討会は)小さな会合ではない」とあいさつ。…

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