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赤平泰処さん=第71回毎日書道展の文部科学大臣賞に決まった

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第71回毎日書道展で文部科学大臣賞を受賞した赤平泰処さん=東京都港区の国立新美術館で2019年7月10日、滝川大貴撮影
第71回毎日書道展で文部科学大臣賞を受賞した赤平泰処さん=東京都港区の国立新美術館で2019年7月10日、滝川大貴撮影

赤平泰処(あかひら・たいしょ)さん(73)

 津軽の名刹(めいさつ)・貞昌寺に生まれる。幼稚園のころには父・昌導さんの書塾で学んでいた。卒塔婆を書く手伝いをし、寺に掛ける書を選び、筆になじんだ生活を送るが「兄や姉と比べ僕が一番才能がなかった」と回想する。

 中学高校時代はテニスに熱中。本格的に書の道に入るのは、父と同じ大正大で師となる教授・中村素堂さんと出会ってから。「にこやかな笑顔。おしゃべりが本当に楽しくて。おしゃれな人で、ほれてしまいました」。講義のある日は皆で素堂さんを大学正門で出迎え、帰りを見送ったそうだ。

 「現代人の感覚を知りたい。若い人たちと接しているのは楽しい」と師の後を継いだ大学教授の職は学究肌の性格もあり、性に合った様子。創作活動への強い意欲は、積極的に個展を開いてきた経歴からも明らか。個展の開幕直前には「全然駄目だ。これほど書けないのかと嫌になってしまう」といつも慨嘆し、開幕後は「次はこうしよう」と考え始める人でもある。

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