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今週の本棚・新刊

『椿宿の辺りに』=梨木香歩・著

 (朝日新聞出版・1620円)

 常にさらさら流れている。そんな文章である。会話文が多いが、人と人がべったりしない。クールな敬意ある距離を保つ。きれいな日本語でつづられる和のファンタジーである。

 痛みから全てがはじまる。意表を突かれる。主人公の青年の名は、神話にちなむ山彦。若いのに肩痛や頸椎(けいつい)ヘルニアをわずらう。久しぶりに会った従妹(いとこ)も謎の痛みになやむ。彼女の名は海幸にちなむ海子。

 二人とも激痛をかかえるなんて、これは一族にまつわる痛みでは、と海子がにらむ。それを受け、山彦は先祖…

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